「電設資材商社って何をしている会社?」
就職活動をしていると、「商社」という言葉を目にすることがあります。その中でも、電気に関わる商品を専門的に取り扱っているのが「電設資材商社」です。
電設資材商社は、電気工事に必要な商品をメーカーから仕入れ、電気工事会社や建設会社などのお客様へ届けることで、電気工事の現場を支えています。
この記事では、電設資材商社とはどのような会社なのか、具体的な仕事内容や営業職・営業事務職・商品管理などの仕事、向いている人についてわかりやすく解説します。
電気業界や商社の仕事に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
電設資材商社とは?
電設資材商社とは、電気工事や電気設備に使用される「電設資材」をメーカーから仕入れ、電気工事会社や建設会社などに販売する会社です。
「電材商社」と呼ばれることもあります。
電設資材には、例えば次のような商品があります。
- 電線・ケーブル
- 照明器具
- スイッチ
- コンセント
- ブレーカー
- 分電盤
- 配線器具
- 配管・配線材料
- 通信・LAN関連商品
- 防災関連商品
- 電気設備機器
私たちが普段何気なく使っている照明やコンセントなども、電設資材の一つです。
電設資材商社は、こうした商品を必要とするお客様に、「必要な商品を、必要なときに、必要な数量だけ届ける」役割を担っています。
電設資材商社は何をしているの?
電設資材商社の役割を簡単に表すと、
メーカー → 電設資材商社 → 電気工事会社・建設会社 → 建物・施設
という流れで商品を届けることです。
例えば、新しく店舗を建設するとします。店舗には、
- 「照明を設置したい」
- 「コンセントを増やしたい」
- 「分電盤を設置したい」
- 「電線を何メートル用意すればいい?」
など、さまざまな電気設備が必要になります。電気工事会社は工事を行うために、多くの電設資材を準備しなければなりません。
そこで電設資材商社が、
「この工事にはこの商品が必要です」
「このメーカーの商品なら対応できます」
「必要な数量をこの日までに納品します」
といった形で、電気工事会社をサポートします。
つまり電設資材商社は、電気工事の現場とメーカーをつなぐ「橋渡し役」でもあります。
電設資材商社とメーカーの違い
「メーカーと商社は何が違うの?」と疑問に思う方もいるでしょう。
簡単に説明すると、メーカーは主に商品をつくる会社、商社は主に商品を仕入れて販売する会社です。例えば、照明器具メーカーは照明器具を開発・製造します。一方、電設資材商社は複数のメーカーの商品を取り扱い、お客様の要望に合わせて商品を提案・販売します。
電設資材商社の大きな特徴は、一つのメーカーだけではなく、さまざまなメーカーの商品を扱えることです。そのため、
- 「この現場にはどの商品が合うのか」
- 「予算に合う商品はどれか」
- 「納期に間に合う商品はあるか」
など、お客様の状況に合わせて選択肢を提案することができます。
電設資材商社の主な仕事内容
電設資材商社には、さまざまな仕事があります。代表的な仕事を紹介します。
1.営業職
電設資材商社の営業職は、電気工事会社や建設会社などのお客様を担当し、商品の提案や販売を行います。主な仕事内容は、
- お客様への訪問
- 商品の提案
- 見積書の作成
- 商品の受注
- 納期の確認
- メーカーとの調整
- 新商品の情報提供
- お客様からの相談対応
などです。電設資材は非常に種類が多いため、営業には商品知識が求められます。
ただ商品を売るだけではなく、「お客様が何に困っているのか」を理解し、その解決策を提案することが重要です。
ルート営業が中心の場合も
電設資材商社の営業では、既存のお客様を担当する「ルート営業」が中心となる会社もあります。
ルート営業では、定期的にお客様を訪問し、現在進んでいる工事の状況を確認したり、必要な商品の注文を受けたりします。新規顧客をひたすら探す営業とは異なり、既存のお客様との信頼関係を長く築いていくことが重要です。
2.営業事務
営業事務は、営業担当者やお客様をサポートする仕事です。例えば、
- 電話対応
- 来客対応
- 商品の受発注
- 見積書作成
- 納期確認
- メーカーへの問い合わせ
- データ入力
- 営業担当者への情報共有
などを行います。
電設資材商社では、営業担当者だけでなく営業事務もお客様と直接やり取りすることがあります。そのため、営業事務は単なる「社内の事務作業」ではなく、お客様とのやり取りを支える重要なポジションです。
3.商品管理・倉庫管理
電設資材商社では、数多くの商品を取り扱います。そのため、倉庫で商品の管理を行う仕事も欠かせません。主な仕事内容は、
- 商品の入荷
- 検品
- 商品の整理
- 在庫管理
- 商品のピッキング
- 出荷準備
- 配送準備
などです。
営業がお客様から注文を受けても、商品を正しく準備できなければ納品することができません。商品管理は、お客様のもとへ商品を届ける最後の重要な工程を担っています。
電設資材商社の営業は何を売る?
電設資材商社の営業が扱う商品は非常に幅広いのが特徴です。例えば、
・電線・ケーブル
建物の中で電気を送るために使用されます。
・照明器具
住宅やオフィス、店舗、工場など、さまざまな場所で使用されます。
・スイッチ・コンセント
私たちの身近にある代表的な電設資材です。
・ブレーカー・分電盤
建物の電気を安全に管理するために使用されます。
・配管・配線材料
電線を保護したり、適切に配線したりするために使用されます。
このほかにも、通信設備、防災設備、省エネ関連商品など、さまざまな商品があります。
そのため、電設資材商社の営業は、仕事をしながら少しずつ商品知識を身につけていきます。
電設資材商社の仕事の魅力
電設資材商社には、どのような魅力があるのでしょうか。
1.社会を支える仕事ができる
電気は、住宅やオフィス、工場、店舗、病院、学校など、さまざまな場所で必要とされています。そして、電気を使うためには電線や照明、コンセント、分電盤など、多くの電設資材が必要です。
電設資材商社は、そうした商品を提供することで、建物や社会インフラを支えています。自分が受注した商品が実際の建物で使用されることは、大きなやりがいの一つです。
2.さまざまな商品知識が身につく
電設資材商社では、数多くのメーカーや商品を扱います。仕事を続けることで、
「この現場ならこの商品」
「この条件ならこのメーカー」
といった専門的な知識が身についていきます。専門性を高めながら働きたい方には、魅力のある仕事です。
3.お客様と長く付き合える
ルート営業の場合、同じお客様を長期間担当することがあります。最初は商品について何も知らなくても、経験を積むことで、
「○○さんに聞けばわかる」
とお客様から頼られる存在になることができます。単に商品を販売するだけではなく、人との信頼関係を築く仕事であることも、電設資材商社の営業の魅力です。
電設資材商社の仕事に向いている人
電設資材商社には、どのような人が向いているのでしょうか。
・人と話すことが好きな人
営業職では、お客様とのコミュニケーションが欠かせません。人と話すことが好きな方は、その強みを活かすことができます。
・人の役に立つことが好きな人
お客様から、「この商品を探している」「この工事に使える商品を教えてほしい」と相談されることがあります。その相談に応え、お客様の仕事をスムーズに進められたとき、大きな達成感があります。
・コツコツ知識を身につけられる人
電設資材は種類が多いため、最初からすべての商品を覚える必要はありません。仕事をしながら少しずつ知識を増やしていくことが大切です。
「知らないことを調べるのが苦にならない」「新しい知識を覚えることが好き」という人には向いています。
・地域に根付いて働きたい人
電設資材商社は、地域の電気工事会社や建設会社などと長く取引している企業も多くあります。地域のお客様と関係を築きながら働きたい人にも適した業界です。
電設資材商社で働くのに電気の知識は必要?
「電気のことを全然知らないけど働ける?」と不安に感じる方もいるかもしれません。
結論からいうと、入社時点ですべての電気知識を身につけている必要はありません。もちろん、電設資材を扱うため、仕事をする中で電気に関する知識を身につける必要があります。しかし、最初から専門家である必要はありません。
商品名や特徴を覚えたり、先輩社員に教えてもらったり、お客様から質問されたことを調べたりしながら、少しずつ知識を身につけていきます。
「電気の知識はないけれど、これから勉強したい」という方でも挑戦できる仕事です。
電設資材商社の将来性
電気は、私たちの生活や企業活動に欠かせないものです。住宅, オフィス、店舗、工場、学校、病院など、電気設備を必要とする場所は数多くあります。
また、近年では、
- 省エネルギー
- 太陽光発電
- EV・電気自動車
- 蓄電池
- LED照明
- IoT
- スマート設備
- データセンター
など、電気を取り巻く環境も変化しています。
建物や設備が存在する限り、電気を安全かつ効率的に利用するための設備や商品が必要になります。
そのため、電設資材商社は、電気設備を必要とする社会を支える仕事の一つといえるでしょう。
電設資材商社で働くなら、会社選びも重要
電設資材商社といっても、会社によって取り扱う商品、取引先、営業スタイル、仕事内容などは異なります。
就職・転職を考える際には、
- どのようなお客様と取引しているのか
- どのような商品を扱っているのか
- 新規営業とルート営業の割合
- 営業担当者の仕事内容
- 教育・研修制度
- 資格取得支援
- 働く地域
- 休日・勤務時間
- キャリアアップの仕組み
などを確認することが大切です。「商社だから営業が大変そう」と決めつけるのではなく、実際の仕事内容を確認して、自分に合った会社を探すことが重要です。
牛山電工は電設資材を扱う会社です
牛山電工では、電気工事に必要となるさまざまな電設資材を取り扱っています。営業職は、お客様である電気工事会社などを訪問し、商品の提案や受注、納期調整などを行います。また、営業担当者を支える営業事務や、商品を正確に管理・出荷する商品管理など、さまざまな社員が協力して仕事をしています。
電設資材商社の仕事は、表からは見えにくいかもしれません。しかし、電気工事会社が工事を行うためには、必要な商品を必要なタイミングで用意することが欠かせません。
「電気を使える当たり前」を、商品とサービスの面から支える。
それが電設資材商社の仕事です。
電気業界に興味がある方、人と関わる仕事がしたい方、専門知識を身につけたい方は、ぜひ牛山電工の仕事を知ってみてください。
